素敵なお寺、伽耶院
私は神社やお寺に参拝するのがとても好きです。
「生きていることができて幸せです。
にゃんこも家族も元気です。
会いに来ることができて幸せです。
ありがとうございます (*^▽^*)」
という感じでご挨拶をして、
癒しのパワーをいただいてくるのです。
なんだかとっても穏やかで幸せな気持ちになれるのです。
で、今日は伽耶院(がやいん)に参拝してきました。
伽耶院は兵庫県三木市にある、とても素敵なお寺です。
駐車場の桜が、ちょうど見頃を迎えようとしていました。
とっても綺麗でした (*^▽^*)
伽耶院は新西国霊場第26番札所で、
御本尊は毘沙門天さんです。
(御本尊は秘仏で、
前立ちの御本尊は正月三が日などに公開されるようです)
大化元年(西暦645年)法道仙人さんの創建とされています。
私は、こちらのお寺がとても好きです。
気持ちがほっこりする、優しさ漂うお寺なのです。
ほっこりさせていただける理由の一つが、
「拝観料は、草引きお一人様10本」というものです。
初めて参拝した際にこれを知って、
なんて素晴らしい考え方なのだろうと感心しました。
10本ほどの草を引く微々たる労働ですが、
自分も仏様やお寺のお役に立てるんだなあと、
嬉しい気持ちになったものです。
↑ 手前が本堂(金堂) 毘沙門天さんがお祀りされています。
↑ 多宝塔 弥勒菩薩様が安置されているそうです。
↑ 御坂明神社 小ぶりながらも堂々としたお社です。
ほっこりさせていただける理由は他にもあります。
本堂内にいくつものツバメの巣があるのです。
こちらの本堂は、
春になると、毎年ツバメが子育てをしているお堂なのです。
巣があるのは建物の外の軒下とかではありません。
本堂の中、毘沙門天さんにお線香をあげるその頭上の梁に、
ツバメが何箇所も巣を作っているのです。
春先に参拝すると、
仏様を拝んでいる頭の上で、
ツバメのヒナが賑やかに鳴いたりします。
思わず仏様にお伝えしていたお話を忘れ、
そちらに気がいってしまい、
静かになった時に
『あれ? 何を話してたんだっけ?」となったりします。
とても微笑ましいです。
本堂前の木のベンチに腰掛けて眺めていると、
親ツバメがお堂の中と外を行き来して、
餌をヒナに運んでいる姿を見ることもできます。
それを眺めていると、とても優しい気持ちになります。
お堂の中で子育てしているツバメを、
毘沙門天さんは、きっと、
あたたかく見守っているんだろうなあと思うのです。
見ればツバメの巣はたくさんあって、
使われていないものには、
大分古いんではないだろうかと思われる巣もあります。
いったい、どのくらい前から、
ツバメは毎年このお堂の中で子育てをしているんだろう?
毎年毎年頑張って冬を越し、
ここに戻って子育てし、
そして巣立っていくツバメたちを、
毘沙門天さんたちは、
ずっとずっと見守っているんだろうなあと思うのです。
私は神様の声が聞こえたり、
霊感が鋭かったりするわけではないので、
ちゃんと分かるわけではないのですが、
こちらの仏様は、みな、
とてもお優しい仏様だということは感じられるのです。
お寺の方たちも、本当にお優しいのだろうと思います。
普通なら、今のご時世、
お堂内にあるツバメの巣が存続するのは難しいと思うのです。
自然の営みを、
ありのまま見守る人たちが携わっているお寺だからこそ、
こんなに優しい場所になっているのだなあとも思います。
こちらの本堂、国指定の重要文化財なのです。
それでもこういうあり方を認めているって、
なんて素敵なんだろうと思います。
伽耶院は修験道のお寺です。
今も年に一回、山伏姿の修験者が近畿一円から集い、
盛大な大護摩供が行われています。
本来は厳しい面も持ち合わせているお寺なのだと思います。
でもね、私の感じる印象は、
慈愛に満ちたとてもありがたいお寺なのです。
ツバメはヒナが巣立っていく6月ごろまで見ることができます。
毎年、この時期、私は、
いつもより多く伽耶院に足を運んでしまいます (*^▽^*)
行事がある時は人で賑わうそうですが、
私が行く時はあまり参拝されている方もおらず、
境内の空間を独り占めできることが多いです。
静かで、ゆっくりさせてもらうことができます。
市街地からは離れた、
山あいの里山の一角に位置しています。
山陽道三木東インターから程近いのですが、
静かで自然が豊かで、とても素敵なところです。
お寺さんが飼っているフレンドリーなワンちゃんもいます。
今日はたまに見かけるにゃんこにも会うことができてラッキーでした。
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